鈴木まもるシリーズ　11冊
ローレンス・ブロック「マット・スカダ―シリーズ」17冊セット・年次表\r「過去からの弔鐘」1987年初版　元々はニューヨーク市警に所属する腕利きの優秀な警察官でしたが、ある事件の捜査の際、強盗を逮捕するために撃った銃弾が跳ねて７歳の少女の目を直撃。　かくして少女は幼くして警察の事件捜査の犠牲となり　スカダーの脳裏に何度も何度も蘇るトラウマと♪　ほどなく刑事の職を辞し、妻子とも別れる♪　それ以後はマンハッタンの安ホテルを事務所兼住居として、口コミで訪れた客を相手に無免許で私立探偵を開業。依頼された事件を捜査する一方で、普段は酒浸りの毎日を過ごしている♪　という“設定”からシリーズが続くことに♪\r「冬を怖れた女」1987年初版\r「一ドル銀貨の遺言」1993年3刷「暗闇にひと突き」1990年初版\r「八百万の死にざま」1993年四刷（初期傑作）「聖なる酒場の挽歌」1987年3刷\r「慈悲深い死」1993年4刷\r「墓場への切符」1995年初版\r「倒錯の舞踏」1999年初版（NWA最優秀長篇賞）「獣たちの墓」2001年初版\r「死者との誓い」2002年初版（PWA最優秀長篇賞）\r「死者の長い列」2002年初版\r「処刑宣告」2006年再版\r「皆殺し」2006年初版「死への祈り」2007年再版「すべては死にゆく」（2006年二見書房単行本初版）「償いの報酬」2012年初版\r　「暗闇にひと突き」「八百万の死にざま」はハヤカワ文庫版、その他二見文庫版（ザ・ミステリ・コレクション）♪\r　このスカダーものは、著者自身、当初は６作で終わらせる予定だったとのこと♪　シリーズを通読すれば自ずとわかりますが、　少女の誤殺という過去の傷跡から抜け出るために酒を断ち再生を図ろうとする彼の心の葛藤が鮮烈に印象づけられシリーズは読者に熱烈に受け入れられ・・♪　初期五冊『過去から〜八百万』は感傷篇（俗っぽいといえばそれまでか♪）　続く二冊は再起篇　続く三冊『墓場〜獣たち』は倒錯三部作と呼ばれ邦国でのブロックの評価を決定づけた傑作三部作）　以降更なる高みを目指したアメリカ裁断篇・人生哲学篇・魑魅魍魎篇へと続くこととなります♪　尚、蛇足ながら、このシリーズを味読されんと考える方には順を追って読破されんことを切に♪　古書レベルとして本の状態は概ね相当かと♪

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